お店に行って思うこと

こんにちは、安部です。

今回はお店に行って思うことについて、書きたいと思います。

クライアント樣からの依頼で店舗へ訪問して、ご意見をさせて頂くことがあります。このときに、私たちはファッションマーケティングの企業なので、ブランド・MD・VMD・商品を中心に分析を進めてゆきます。このときに、MD・商品などについて改善点があることが多いように思われるのですが、それ以外にも改善点があると思われるときがあります。

例えば、数シーズン前のキャリー品がストックにたくさんあったりします(運転資金の増大)。また、本社や上司とのコミュニケーションがとれていない、キャリアパスや報酬などのシステムが不明瞭で、その結果、スタッフのモチベーションが低いことがあります(組織マネジメントの問題)。トレンドを取り込んだ良い商品を供給することは必要ですが、財務や組織などもうまく運営されないといけないと思うのです。

ここ数年で社会経済的な潮流は大きく変化しました。経済の軸が変わり、消費者の価値観も変わり、これまでは通用したことが通用しなくなってきています。売上は縮小均衡に向かい、これからの時代に向けて営業政策の転換が求められています。そして、転換した政策については、営業(販売)・企画・財務・人事・生産・物流など、各々の機能の「最適な擦り合わせ」が求められています。経営環境の変化によって、これら各機能がバラバラになってしまった企業もあるように思われます。好調な企業は各機能がしっかりとまとめあげられ、強いリーダーシップによって一貫性の高い経営が行われ、お客様にも高い価値を提供しているように思います(スタートトゥデイの「ZOZOTOWN」なんかが好例だと思います)。

http://news.livedoor.com/article/detail/4293224/