クリストとジャンヌ=クロード展

かなたです。

21_21 DESIGN SIGHT
東京ミッドタウンのミッドタウンガーデン内に建設されているデザイン・ミュージアム
建築家 安藤忠雄氏が設計を手がけた建築。三宅一生さんの服づくりのコンセプト「一枚の布」に着目し、一枚の鉄板を折り曲げたような屋根を考えたそうです。世界屈指の技術が集結。
夜の21_21 DESIGN SIGHTもコンクリートの壁面から光が漏れとても素敵でした。


クリストとジャンヌ=クロード展
私たちが創り出したいのは、ジョイ(喜び)とビューティ(美)の芸術作品なのです。
                    − − − − − − − クリストとジャンヌ=クロード

ジャンヌ=クロードの言葉が印象的だった。「クリストが芸術家だから私も芸術家になっただけ。彼が歯医者だったら私も歯医者になっているわ。」彼女の言葉はいつもまっすぐで力強い。ドキュメンタリー映像の中で二人がいつも同じ方向を見つめ、共感し、微笑み合う姿がとても美しかった。


『ザ・ゲート(門)』1979 - 2005年
 − ニューヨーク、セントラル・パークのためのプロジェクト − 
サフラン色のナイロンリップ素材。この素材を74km(46miles)。7,503枚のパネルを使った作品。
セントラル・パークの遊歩道がサフラン色に染まった光景はとても美しく、人々の笑顔が絶えない特別な空間になった。ドキュメンタリー映像の中で色々な人が色々な事を思い、感じ、考えている姿がとても心に残った。美しいものは人の心に響くのですね。
2009年11月18日ジャンヌ=クロードはこの世を去りましたが、まだ進行中の二つのプロジェクトは、クリストが歩みを進めています。
コロラド州の『オーバー・ザ・リバー』 ・アラブ首長国連邦の『マスタバ』


サフラン色のナイロンリップ素材と2010AW NY COLLECTION
この作品を見ながら、頭の中の記憶を辿る・・。最近よく目にした色ではないか・・。
2010AW日本の女性はサフラン色の服を着て、ジャンヌ=クロードのように美しく、パワフルな姿で歩いて欲しいと願う、かなたでした。