2011年春夏のカラー

たまです。


今回は色の事を少し書きたいと思います。


現在は、2010年秋冬のコレクション真最中。
そんなさなか、パリではプルミエールヴィジョンが開催され2011年春夏のトレンド情報が発信されました。今回は会期が例年より短く、大きな交通トラブルが発生、会期中にアレキサンダー・マックイーンの訃報が届くなど場内が揺れる一幕もあったようです。


プルミエールヴィジョン発信の2011年春夏シーズンカラートレンドは、「光を感じさせる色」がキーワードのひとつとしてあがっています。
2010年春夏シーズンでも「光」はキーワードとして出ており、白っぽさが大切な要素となっていましたが、今回は深みのある色にも透過性が求められるようです。水が入った透明なビーカーにインクを少し垂らしたようなイメージでしょうか。
光の作用はいろいろありますが、木々の間から差し込む木漏れ日や葉影からのぞく明るい空など、影との対比で際立つフレッシュでクリーンな「光色」が注目を集めそうです。


「光」以外で気になるキーワードをいくつかあげてみたいと思います。
・軽快なフレッシュカラー
・アーティフィシャルなパステ
・チョークのようなペール
・チアフルなブライト
・動的でエネルギッシュなカラー
自然エネルギーを感じさせる深み



これらのカラーキーワードがどのような組み合わせで演出されて、イメージが構築されるのか。全体的には「オプティミズム」がベースとなっているようですが、それを現実逃避と捉えるか近未来への展望と捉えるかは意見が分かれるところではないでしょうか。