アイ・ウェイウェイ展 — 何に因って?

かなたです。


先日、友人と3人で六本木にある森美術館へ行ってきました。
11月8日まで開催されていた、アイ・ウェイウェイ展を観るため。


アイ・ウェイウェイは、現代中国を代表するクリエーターのひとり。2008年の北京オリンピックスタジアムの設計に携わったことで有名です。今回初めて彼のアートの世界へお邪魔したのですが、独特な表現の世界に圧倒されました。でも、居心地もよかった。そして、何かに対して発信する力をすごく感じ、色々と考えさせられました。今回は、その中でも心に響いた作品を紹介します。



2009 <月の箪笥>


花梨の木で作られた高さ3メートル以上もある箪笥。位置をずらして開けられている穴を覗くと月の満ち欠けのような不思議な景色を見ることができます。全体像を撮るのを忘れたので、穴だけですが・・。みなさんは月の満ち欠けに見えましたか?



2009 <フォーエバー>


中国の国民的自転車メーカー、フォーエバー社の自転車を一度解体し、円筒状に組み立てたもの。細かい作業です。すごい。



2009 <蛇の天井>


2008年5月12日に発生した四川大地震で命を失った子供達への鎮魂歌として作られた作品。約1000個のリュックサックを繋げて作られています。天井を見上げると大きな大蛇が目に入ります。よく見るとそれは新品の綺麗なリュックサック。衝撃的でした。


  


その他にも、色々な作品が展示してあり有意義な時間を過ごせました。友人はハシャギ過ぎて作品にうっかり触ってしまい、係の人に注意されていました・・。
真ん中の写真の丸太。中心に穴が開いていますよね。何の形に見えますか??
ヒントは、日本のアパレル産業に欠かせない大事な国です・・。