フジロックフェスティバルなどの野外音楽フェスが流行る理由

スタッフブログ、第一弾を書くことになりました安部です。
今後、弊社スタッフがファションに関連したブログを定期的に投稿いたします。みなさまに楽しんでいただければ幸いです。


さて、日本最大の野外音楽フェスであるフジロックフェスティバルに参戦してきました。
フジロックの7月24日〜26日の3日間の来場者数は延べ10万8000人、前夜祭を含めると12万3000人とのことで、多くの人でにぎわっていました。


「なんで、そんなにフジロックは人気なのか・・・。」

このフェスの人気は、国内外の一流ミュージシャンが多く参加することが第一の理由ではありますが、それ以外にも人気の理由があるように思われます。


(1)オーガニック人気
今の時代のトレンドとして挙げられることとして、「自然志向」があります。天然酵母のパンのお店、麻から造られたビールなど、健康やナチュラルな面を打ち出した店舗などが多く出展されています。また、徹底されたゴミの分別、キャンドルアーティストのCandle JUNEさんの展示など、エコを打ち出した仕掛けが多く見られます。


(2)アウトドア人気
健康志向の高まりとともに、スポーツの人気が高まってきました。ゴルフやランニングと同様に、トレッキングやアウトドアには注目が必要です。昨年は、富士山の登山者が21年ぶりに20万人を突破し、若者の間でも登山者が増加しています。このように、山や自然で過ごすことを好む若者が顕著に増加しています。


(3)アウトドアファッション人気
アウトドアファッションがストリートで広がっています。原宿にはノースフェイスやミレーやパタゴニアなどの多くのアウトドアウェアブランドの路面店があり、人気を博しています。最近の10代・20代は、アウトドアテイストを他のテイストとミックスしたり、ポップでカラフルに着こなしたりと、様々な楽しみ方を知っています。そして、このような街で流行っているアウトドアファッションが、野外音楽フェスで多く見られるのです。つまり、ストリートと野外音楽フェスは相互に影響を与え合っているのです。
多くの人は、野外音楽フェスでおしゃれを楽しむためにウェアを探します。支持されるウェアの条件としては、ファッション性と機能性が兼ね備わっていることであり、街でも着用できるおしゃれなデザインを探します。特に着用率が高いのはノースフェイスのアイテムで、ビビッドカラーの配色、ネオンカラー使いでありながら、撥水性や防風性などの機能が高いということに注目が必要です。



これら以外にも、経済不況による雇用不安、年金問題などの社会不安など、若者を悩ます事柄が現実社会には数多くあるため、現実逃避をしているというようにも考えられます。
また、野外音楽フェスをコミュニティの1つとして考え、住んでいる地域が離れている友人と会う機会と捉えている人々も多いようなのです。



           雨の降りしきるフジロックフェスティバル1日目