2010AW ミラノ・パリ メンズコレクション

こんにちは、ひつじです。


1月に2010AWミラノ・パリ メンズコレクションが開催されました。
少し前のことになりますが、いくつかご紹介したいと思います。


全体的に男性らしい流れになってきたなぁという印象です。
NYから発信されるエレガントなワークスタイルの影響があると思うのですが、メルトンやツィードなど重厚な素材を上質な素材で展開しているところが多かったですね。
キーワードは、テーラードスポーツ、ミリタリーです。

ランバン、バーバリー、ラフシモ、LV


ランバンのミリタリーの取り入れた方は本当に素敵。また、得意のコートのバリエーションを多くみせたバーバリープローサム。ラフシモンズの実験的なテーラードの試みは不況と言われる今貴重ですよね。ルイ・ヴィトンはシンプルでエレガントながら必ず新しさが加わっているトコロにぐっときます。


加えて、50’sや70’s、90’sをイメージさせるレトロな雰囲気が、テディボーイやJazzyなどのスタイルで登場しました。90’sアーカイブが表現されたプラダ、丈の短いニットがかわいい。ロカビリーをモダンに魅せたボッテガ・ヴェネタ。いつも半歩早い印象があります。

プラダ、BV、


また、映画『マトリックス』からインスパイアされたようなロングコートが久し振りに登場しました。今季はファー使いもとても多く、エレガントかつマスキュリンへ向かっているように思います。

フェレ、ギャルソン


最後にショーの内容とは違いますが、最もショッキングだったのは、やはりAlexander McQueenが亡くなったことです。ショーが終わってしばらくのことだったので、ものすごく驚き、代わりのいない天才の存在がいなくなってしまったことが本当に残念です。
ご冥福をお祈りします。